妻子持ちサラリーマンがFIREを決断した理由

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私は50歳でのFIREを決断しました。2023年中に早期リタイアする予定です。

本記事では、私がFIREを決めた理由について述べたいと思います。

目次

仕事面での理由

人付き合いが苦手

FIREを目指す理由について、以下の理由がポピュラーだと思います。

  • 会社が嫌でやめたい
  • 仕事をしたくない
  • 自由な時間がほしい
  • 家族との時価を大切にしたい
  • 好きな場所に住みたい

私の場合は断然「会社が嫌でやめたい」です。今の会社というより、会社で働くこと自体が嫌なので、転職では解決しません。

会社の何が嫌なのかというと、人付き合いです。

仕事は一人では成り立ちませんから、いろいろな人と話す必要があります。このコミュニケーションが苦手なため、毎日が苦痛で仕方ありません。私と同じように、会社での人付き合いに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

ずっと強いストレスを感じながらも、生活のために我慢するのが当たり前だと思っていました。その結果、ストレスから来るといわれる病気も患ってしまいました。難病の一つです。それでも頑張ってきました。

このような私がFIREという生き方を知った時は、まさに衝撃でした。これこそ目指すべき生き方だと強く感じました。人生に希望の光が見えました。

仕事内容の変化

私は理系大学出身でプログラミングが好きです。今の会社はプログラミングのスキルを活かせる会社で、仕事の全てが嫌なわけではありません。プログラミングを行っている時間は苦痛ではありません。

幸か不幸か、プログラミングが得意なために出世は順調で、役職がついています。技術系の役職ですが、それでも管理職のような仕事をさせられるようになり、やりたいことができなくなってきました。

責任が重くなる一方で、さらにストレスが増しています。この仕事内容の変化が、FIREの希望をより強くさせました。

仕事の区切り

私の仕事は1つのプロジェクトが4・5年くらいのサイクルで、今はちょうど区切りがつくところです。

次のプロジェクトに組み込まれた場合、4・5年間は抜け出せない状況になります。

また、最近は上司がどんどん管理業務を振ってくるようになり、あと数年も望まない業務を続けるのは無理だと感じました。

仕事の区切りを考えると、ここ数か月が退職のベストなタイミングです。

経済面での理由

資産1億円

FIREを知る前から、お金を貯めて定年前にリタイアしたいと思っていました。

そのためには株で資産を増やすしかないと考え、43歳頃に投資を始めました。当時はチャートを見ながら短期・中期のトレードを行っていましたが、成績はいまいちでした。

あるときインデックス投資というものを知り、試しに全世界株式のインデックスファンドを購入したところ、これが大成功でした。ほったらかしでも個別株に投資するより成績がよく、私は一気にインデックスファンドに資金を投入することにしました。

2021年は米国株が絶好調で、資産がどんどん増えていきました。そして「ひょっとしたらFIREできるかも」と具体的に考えるようになりました。

今の収入と資産増加のペースを考えると、退職までに資産が1億を超えそうです。FIREが見えてきました。

FIRE後の収入

FIRE後の収入源の1つは投資からのリターンです。1億円のうち8,000万円ほど株式に投資する予定で、4%ルールで300万ほど稼げるとありがたいです。

そしてもう1つ、アパート経営からの家賃収入があり、年間200万円くらいになります。後で詳しく書きますが、アパート経営は父から相続したものです。

合わせて500万円くらいの収入を見込んでおり、他に副業もやっていく予定です。また、実際は生活費500万円も必要なく、資産収入が4%より少なくなっても大丈夫だと考えています。

家族3人が暮らしていけそうですので、FIREに踏み切ることにしました。

その他の理由

病気

私は入社直後からストレスによる体調不良に悩まされてきました。

入社2・3年目あたりでパニック障害になり、回復してもずっと頭痛やめまいの症状が続きました。さらに10年ほど前からストレスが原因といわれる難病を患っており、今も治療を続けています。

最近は薬の副作用もきつく、少しでも早くFIREして療養したいです。

家族構成

家族は専業主婦の妻と、小学生の子供が1人です。一馬力で頑張っています。

妻にも働いてほしいかというと、そんなことはありません。妻が働いたとしても私の会社でのストレスが減るわけではありませんし、家のことはほとんど任せっきりですので、私にとっては好都合です。

子供はまだまだ教育費がかかりますが、1人ですので何とかなると思っています。そのための資金も準備してきました。

妻が働いていたら、私だけFIREするとは言えなかったと思います。今までも、そしてFIREした後も、経済面の責任は私が100%負いますので、経済面の心配がなければFIREに賛成してくれると思います。

また、ここまで資産を貯められたのも、何も言わなくても日頃から節約してくれている妻のおかげだと思っています。

やりたいこと

私はFIREしたらやりたいことがたくさんあります。今も毎日やりたいことがあるのに、仕事のためにできないのが実情です。

仕事から解放されたら、思う存分好きなことをしたいと思っています。

よく「FIREしたら暇すぎて病む」と言われますが、私の場合は大丈夫だと思います。やりたいことがたくさんあり、FIRE後の生活を想像するとワクワクします。

何とかなりそう

FIREで一番の心配事は、やはりお金のことです。私の資産は米国株に大きく依存していますので、米国経済が落ち込むとFIRE計画が狂う可能性があります。

ただ、いざとなったらプログラミングスキルを活かした副業をするなり、何とかなるのではないかと考えています。

事業相続

先ほど家賃収入があると書きましたが、最近父が亡くなり、アパート経営の個人事業を相続することになりました。

家賃収入は年間200万円程度です。

年間200万円の収入を年利4%で稼ぐには、5,000万円の投資が必要です。私にとっては、投資の種銭が5,000万円増えたのに等しく、FIREが一気に現実味を帯びてきました。

FIREを決断した最後の一押しが、この家賃収入です。

まとめ

妻子持ちのサラリーマンがFIREを決断した理由について述べました。まとめると以下のようになります。

  • 人付き合いが苦手で仕事がつらい
  • やりたくない管理職の仕事が増えた
  • 仕事の区切りがよい
  • もうすぐ資産が1億円になる
  • FIRE後の収入に目処がついた
  • 難病を患って体がつらい
  • 家族3人なら暮らしていけそう
  • やりたいことがたくさんある
  • いざとなったらスキルを活かした副業で何とかなる
  • 事業を相続した

会社を辞めるのは勇気がいりますし、不安がないわけではありません。ただ、定年まで働くという常識にとらわれず、人と違った生き方を選択するのも、自分らしいと思います。

FIRE後は第2の人生を楽しむために、どんどん新しいことに挑戦していきたいと思います。

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