最近の投資ブームでインデックス投資を始めた方、いきなり含み損をかかえて後悔していませんか?
なかには株価下落の不安に耐えられずに売却した方もいると思います。しかし、これはインデックス投資では絶対にやってはいけないことです。
投資は冷静さが何より大切です。失敗しないためにも、本記事を読んで株価下落に耐えられるメンタルを身につけてください。
インデックス投資でやってはいけないこと
インデックスファンドへの長期積立投資は、初心者でも簡単にできるおすすめの投資手法です。つみたてNISAなどの税制優遇制度を利用して、最近始めた方も多いと思います。
せっかく始めた投資ですから、誰だって儲けたいですよね。でも、始めてすぐに株価が下落してしまい、耐えられずに売却してしまった方もいるのではないでしょうか。
しかし、株価下落時に売却することこそ、損をする原因となっているのです。
- 積立を中断する
- インデックスファンドを売却する
積立投資を行っているのは、株価が上がっても下がっても買い続けることで、リスクを減らすことができるからです。株価が下がってもいいように積立を行っているのに、株価が下がったから中断するというのは、どう考えても矛盾していますよね。それなら最初から投資すべきではありません。
株価が下がるということは、それだけ安く買えるということです。利益を拡大するにはむしろ好都合ですので、淡々と買い続けるのが正解です。
インデックスファンドを売却するのはさらによくありません。投資の基本は安く買って高く売るです。それとは正反対のことを行っているのですから、損をしてあたりまえです。
株価下落に耐えられた者だけが勝利をつかめるのです。インデックス投資で失敗するのは、テクニックではなくメンタルの問題だと心得てください。
稲妻が輝く瞬間を逃すな
「敗者のゲーム」という投資の名著の中に、次のような一節があります。
投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならない
【出典】
「敗者のゲーム」(日本経済新聞出版)
著者:チャールズ・エリス
稲妻が輝く瞬間とは、株価が大きく上昇する瞬間のことです。そして、株価が上昇するベストなタイミングを逃すと、利益の多くを取り逃してしまうことを意味しています。
稲妻は、光ったことがわかってから空を見上げても見ることはできません。それと同じで、株価が大きく上昇したのを見てからあわてて購入しても、遅すぎるのです。
株価の暴落後には、底値から回復するタイミングで大きく上昇することがよくあります。その前に売却してしまっては、利益をあげる最高のチャンスを逃すことになります。
稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせるためには、絶対に売却してはいけません。
球を込めてひたすら待て
私が株価下落時にいつも行っている、不安にならないための思考法を紹介します。
株価下落時はパチンコ(ウソップが使う武器)を思い浮かべるとよいでしょう。株価が下落すればするほど、パチンコをギュッと引っ張って力を蓄えているイメージです。
この後どうなるかわかりますね。パチンコが放たれた瞬間、勢いよく玉が飛び出します。せっかくパチンコを引っ張ったのに、玉を外してしまっては意味がありません。どんどん玉を込めて、たくさん打ち上げたくなりませんか。
このイメージが持てれば、株価が下落したときに売却する(玉を外す)ことは間違った行動で、買い増しする(球を込める)ことの方が正しいと思えてきますね。
私のアドバイスは、「玉を込めてひたすら待て」です。株価の下落が大きいほど、力がたまって強く反発します。こんなとき私はいつも、パチンコがいつ解き放たれるかと思って、わくわくした気持ちになります。
株価暴落は、そうそう何度も経験できるものではありません。むしろ貴重な経験であり、大きく稼げるチャンスです。決して逃さないようにしてください。
まとめ
インデックス投資において、株価下落時にやってはならないことを解説しました。また、不安に打ち勝つための考え方を紹介しました。
投資で間違った行動をとってしまうのは、不安や恐怖に耐えられなくなるからです。相場がどのようなときでも、淡々と積立投資を続けられるようなメンタルを身につけてください。
稲妻が輝く瞬間、パチンコが放たれる瞬間を、ワクワクしながら待てるようになりましょう。その先にはきっと勝利が待っています。
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